すぐにお腹が空くのは糖尿病かも?原因と対処法、空腹以外の初期症状を解説

目次

すぐにお腹が空く原因は、食事内容や身体の状態など人によってさまざまですが、糖尿病のサインのひとつである可能性があります。体内のインスリンがうまく働かず、脳が「エネルギー不足」と錯覚してしまうためです。

本記事では、すぐにお腹が空く原因と、糖尿病の可能性をチェックするための空腹以外の初期症状を解説します。

すぐにお腹が空く主な原因は?

すぐに空腹になる場合、食事内容や体の代謝、ホルモンバランスなど、さまざまな要因が考えられます。

特に、血糖値を調整する働きが乱れると、食後でも強い空腹感を覚えることがあるでしょう。

すぐにお腹が空く主な原因は、以下の3つです。

  • 食事内容や栄養バランスの乱れ
  • 甲状腺機能の異常
  • 糖尿病

それぞれの原因を詳しく解説します。

食事内容や栄養バランスの乱れ

すぐにお腹が空く原因のひとつに、食事内容の偏りや栄養バランスの乱れがあげられます。糖質中心の食事が続くと、血糖値が急激に上がり、その後大きく下がることで強い空腹感が生じやすくなるためです。

また、タンパク質や食物繊維が不足すると、胃の滞留時間が短く、満腹感が持続しにくくなります。

さらに、食事量が極端に少ない、朝食を抜くといった不規則な食生活も、空腹を感じやすい原因になるでしょう。

栄養バランスが偏っていると、カロリーは十分でも身体は「必要な栄養が足りていない」と感じて食欲がコントロールされにくくなるため、食事内容の見直しが大切です。

甲状腺機能の異常

甲状腺ホルモンは体の代謝を調整する重要な役割を担っています。甲状腺機能亢進症になると、ホルモンが過剰に分泌され、安静にしていてもエネルギーを大量に消費する状態になりやすいのが特徴です。

その結果、食べてもすぐにエネルギーが使われてしまうため、空腹感が続きやすいでしょう。体重が減る、動悸がする、汗をかきやすいなどの症状が同時にみられる場合は、甲状腺の異常が隠れている可能性があるため注意が必要です。

糖尿病

すぐにお腹が空くという症状は、糖尿病が原因である可能性があります。糖尿病では、インスリンの働きが弱くなることで、血液中の糖を十分にエネルギーとして利用できません。

そのため、身体が「エネルギー不足」と判断し、食事直後でも空腹感を引き起こすことがあります。

頻尿や喉の渇き、疲れやすさなどの症状を伴う場合、糖尿病の可能性がさらに高まるでしょう。空腹感が続くときは、早めに医療機関で確認することが大切です。

糖尿病になるとすぐにお腹が空くことがある理由

頻繁な空腹感は、糖尿病が関係しているケースもあります。糖尿病では、血糖値のコントロールがうまくいかず、体が十分にエネルギーを使えない状態になりやすいのが特徴です。

糖尿病が原因で空腹感が起こる主な理由は、以下の3つです。

  • インスリン低下によりエネルギーが不足するため
  • 血糖値スパイクが起こるため
  • 尿に糖が排出されるため

これらを詳しくみていきましょう。

インスリン低下によりエネルギーが不足するため

インスリンとは、食事で摂取した糖を細胞に取り込み、エネルギーとして使えるようにするホルモンです。糖尿病では、このインスリンが不足したり効きが弱くなったりするため、血液中に糖が余っているにもかかわらず、細胞はエネルギー不足に陥ります。

身体は不足したエネルギーを補おうとして「もっと食べたい」と感じることが、食後でもすぐにお腹が空く原因のひとつです。

血糖値スパイクが起こるため

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇し、その後急激に下がる現象を指します。

糖質を多く含む食事をしたときや、インスリンの働きが弱い場合に起こりやすい現象です。急降下した血糖値により、身体は「エネルギーが不足した」と勘違いするため、すぐにお腹が空きやすくなります。

尿に糖が排出されるため

高血糖の状態が続くと、血液中の糖を体内で処理しきれず、余分な糖が尿として排出されるようになります。

このとき、糖と一緒に水分も多く失われるため、頻尿や脱水症状が起こりやすくなるでしょう。身体は糖と水分が失われたことによるエネルギー不足を補おうとして、強い空腹感を感じるようになります。

尿量の増加や喉の渇きが頻繁にみられる場合は、糖尿病による高血糖が影響している可能性があるでしょう。

空腹以外に起こりやすい糖尿病の主な初期症状

糖尿病でお腹が空く原因が糖尿病の場合、空腹感以外にも、血糖値の異常によってさまざまな初期症状が現れます。

糖尿病で、空腹以外に起こりやすい主な初期症状は以下のとおりです。

  • トイレが近い
  • 喉が渇く
  • 目がかすむ
  • 手足がしびれる

それぞれの内容をみていきましょう。

トイレが近い

血糖値が高い状態が続くと血液中の糖の濃度が濃くなり、身体はこれを異常事態とみなし、余分な糖を体外へ排出しようと働きます。

その結果、腎臓で作られる尿の量が増え、トイレが近くなりやすいでしょう。

糖尿病の初期には自覚症状が少ないこともあるため、トイレの回数が増えたことを軽視せず、生活習慣や水分摂取量の変化と合わせて注意深く観察することが大切です。

喉が渇く

頻尿によって体内の水分が減少すると、身体は脱水を防ごうとして、自然と強い喉の渇きを覚えるようになります。その結果、水分を多く飲むようになり、さらに尿の回数が増えるという悪循環に陥ることになるでしょう。

水を飲んでもすぐにまた喉が渇くといった症状が続く場合は、糖尿病による高血糖が背景にあることが考えられます。

目がかすむ

高血糖状態が続くと、血管が傷つきやすくなり、とくに細い血管が集まる網膜への影響が現れやすくなります。血糖値が高くなることでレンズ(水晶体)がむくむこともあり、一時的に視界がぼやける、ピントが合いにくいといった症状につながるでしょう。

放置すると網膜症などの合併症を招く可能性もあるため、早めの受診が必要です。

手足がしびれる

糖尿病による高血糖は、血管や神経にダメージを与えやすくなります。特に末梢神経が影響を受けると、手足がしびれる、感覚が鈍くなるといった症状が出ることがあるでしょう。

症状が進むと日常生活に支障が出ることもあるため、早期の発見と治療が重要です。

糖尿病ですぐにお腹が空く場合の対処法

糖尿病が原因で空腹感が続く場合は、血糖値を安定させるための生活改善が必要です。食事、運動、睡眠などを整えることで糖尿病の予防・改善に役立つほか、空腹のコントロールにもつながります。

具体的な対処法は、以下のとおりです。

  • 食事の見直し
  • 適度な運動
  • 睡眠・ストレス管理

それぞれの内容をみていきましょう。

食事の見直し

血糖値の急上昇を防ぐためには、低GI食品を選んだり、食物繊維の多い野菜や海藻、豆類を積極的に取り入れたりするとよいでしょう。

また、タンパク質や脂質を適度に組み合わせると、満腹感が続きやすく、血糖値の乱れを抑えるのにも役立つでしょう。早食いを避け、規則正しい時間に食事を摂ること、よく噛んで食事をすることも食事改善のポイントです。

適度な運動

ウォーキングや軽い筋トレなどの適度な運動は、血糖値のコントロールに役立つでしょう。運動を行うことで、筋肉がエネルギーとして糖を積極的に取り込み、インスリンの働きも改善されやすくなります。その結果、食後の血糖値の急上昇を抑える効果や、全身の代謝の向上が期待できるでしょう。

また、運動習慣を取り入れることで、食欲や空腹感のコントロールにも良い影響があり、日常生活での過食防止や血糖の安定化にもつながります。

最初は短時間・低強度の運動から始め、徐々に継続時間や負荷を増やすことがポイントです。

体調や既往症に合わせて無理のない範囲で取り組むことが、長く続けられる運動習慣を作るポイントになるでしょう。

睡眠・ストレス管理

睡眠不足や慢性的なストレスは、食欲を調整するホルモンのバランスを乱し、過度な食欲や血糖値の急激な変動を引き起こすことがあります。

血糖値を安定させるためには、質の良い睡眠を十分に確保することが重要です。寝る前のスマホや強い光を避け、規則正しい生活リズムを整えるなどの工夫をするとよいでしょう。また、ストレスを溜め込みすぎず、適度にリラックスできる時間を持つことも大切です。

医療機関でチェックも必要

頻繁にお腹が空く状態が続く場合、身体のエネルギー利用がうまくできていない可能性があり、その原因のひとつとして糖尿病が考えられます。

特に、頻尿・強い喉の渇き・体重の減少・疲れやすさなどの変化が複数みられる場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。

医師のもとでは、空腹時血糖値やHbA1cなどの血液検査によって、現在の血糖状態を客観的に確認できる場合もあります。

早い段階で異常に気づくことで、必要に応じた生活習慣の見直しや治療を行いやすくなり、糖尿病の進行や合併症のリスクを抑えることにつながるでしょう。

気になる症状が続くときは、無理をせず医師へ相談してください。

糖尿病ですぐにお腹が空く状態を放置するリスク

糖尿病が原因で空腹が続く状態をそのままにしていると、病状が悪化し、健康への影響が大きくなります。

ここでは、糖尿病の疑いがある状態を放置することで起こるリスクをみていきましょう。

糖尿病が悪化しやすい

頻繁にお腹が空く状態は、血糖コントロールが乱れているサインの可能性があります。そのまま放置してしまうと、高血糖が続きやすくなり、糖尿病が進行する原因になるでしょう。

血糖値の上昇が慢性化すると、治療がより複雑になり、回復にも時間がかかる場合があります。

合併症のリスクが高まる

糖尿病が悪化すると、動脈硬化、腎症、網膜症、神経障害などの合併症が起こりやすくなります。これらは徐々に進行することが多く、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに重症化してしまうこともあるでしょう。

進行すると生活の質に大きな影響を及ぼす可能性があり、場合によっては深刻な状態に至ることもあるため、早期に対策を取ることが欠かせません。

空腹感が続く場合は、体からの重要なサインとして捉えましょう。

まとめ

すぐにお腹が空く原因には、食生活の乱れだけでなく、糖尿病などの病気が隠れている場合もあります。頻繁な空腹が続くときは、生活習慣の見直しに加え、必要に応じて医療機関で検査を受けることが大切です。早めに対処することで、重症化を防ぎ、健康の維持につながるでしょう。

以下のページでは、糖尿病について相談ができる医院をご紹介しています。すぐにお腹が空いて、糖尿病の可能性が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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ベストチョイス編集部
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